「TK鉄板のお話」

大阪→ものづくり=「東大阪」と言うイメージが強いと思います・・・

でも、私達が仕事をしている土地「堺」も「ものづくり」の町なのです!!

声を大にして言いたい「それも知ってもらいたい!!」

「包丁=堺」と言うイメージはあると思うのですが、「製造業」でも他所に負けないほど素晴らしい技術と知識を持った職人さんのいる「町工場」が堺にも沢山あります。


コロナ禍で、堺の町工場も元気がなくなりました。

そんな時「皆が元気になる仕事をしたい。それなら最高の仕事をしよう」と想い考えたのがこの「TK鉄板」

普通の鉄で切っただけで作りるのではなく、どの材質の「鉄」が焼くと言う事に適しており、尚且つ「どのような加工をすれば、もっと美味しく食べれるのか」

製造業には「鋼材屋」さんと呼ばれる鉄に詳しくずっと鉄を扱う仕事の方がいます。

鋼材屋さんに、頭の中で決まっていた「鉄」を伝え「それ以外にもどの鉄なら、一般的な鉄より熱伝導率が良く、美味しく焼けるのか」と言う「鉄の「材料」選びから始まり

材料が決まれば、次は加工をどうするか。


鉄板の状態から何mm掘り下げて・何mmの溝の幅が一番、油が落ちて・美味しく焼けるのか。

「加工屋」さんと言って「機械加工を専門に行う」方達と協力しながら

何パターンもの掘り下げた鉄板。

何パターンもの溝の幅の鉄板を作り、何回も何回も食べては作ってを繰り返してやっと完成した「TK鉄板」

表面のこの溝も一枚一枚「加工屋さん」が機械に載せて何mmのどの針で溝とロゴを削ってと言うの考えて削り出しで出来ています。

また、鋼材屋さん加工屋さんだけでなく、溶接の師匠にも相談し沢山のアドバイスをもらって

完成した「TK鉄板」


「えっ?溶接してないやん?TK。関係ないやん!!」と思うと思うのですが。。。

最初に書いた通り「皆が元気になる仕事で最高の仕事がしたかった」のです


沢山の鉄を溶接屋としてずっと扱ってきて、鉄の材質と完成形の形のイメージを伝えそこに、「堺の職人達」の知識と技術を+する事により、皆で仕事が出来る=注文が入れば皆が元気にそして食べてくれた人が笑顔になってくれれば、もっと最高の仕事に変わるのです。


普通の「鉄」ではなく「特殊鋼材」だからこそ、熱々の状態で水をかけようが・洗剤で洗おうが・カナタワシで擦ろうが、ひずむ事なく・保温力も高い為、熱伝導率が良く「冷めても美味しい」「一生もののその先以上に使える鉄板」です。

初めて完成した鉄板を見た時、鉄の加工品を見慣れている私達でも、あまりの美しさに関わってくれた人たちも「これはええもんが出来た」と、テンションが上がりました。


「たかが鉄板」ですが「されど鉄板」

金額を見て驚かれる方もいらっしゃいますが、実物の鉄板を見た人には「納得」と言ってもらえる「最高の鉄板」です。

もし、どこかで見かけた時今日のこののブログの内容を思い出してもらえれば、うれしいです。



TK工業/TK welding Factory

大阪堺市にある小さな溶接屋です。 先人の方からの技術と知識に今の溶接方法を取り入れ毎日溶接をしています。We run a small welding shop in Sakai City, Osaka. I weld every day while incorporating the current welding method with the technology and knowled